不妊検査・治療
不妊検査・治療
「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年が一般的である」と定義しています。
不妊の原因はさまざまであり、複数の原因が重なって妊娠しにくい場合もあります。体外受精を含む高度な治療が必要な場合もありますが、ちょっとした治療で解決できるケースもあります。当院では不妊症一般検査、タイミング指導、排卵誘発剤の処方や投与、人工授精を行っています。
※来院前に基礎体温を記録していただきますと、診察スケジュールがスムーズです。
※初めて御相談で来院される際はご予約をお願いいたします。
不妊検査・治療の詳細について
検査時期 | 検査項目 | 検査内容 |
---|---|---|
初診時 | 経膣エコー検査 | 子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮奇形など形態的な異常の有無を調べる。 |
いつでも | 血液検査 | 貧血、クラミジア検査、甲状腺機能、血糖、プロラクチン(PRL)、テストステロン、 内膜症マ-カ-(CA125)、風疹HI、抗ミュラー管ホルモン(AMH)などを調べる。 |
精液検査 | 男性因子の検査として、精液量、濃度、運動率などのチェック。 | |
①月経中 | 血液検査 | 排卵周期に関わるホルモン値についてチェック(卵胞刺激ホルモン(FSH)、 黄体化ホルモン(LH)、卵胞ホルモン(E2エストラジオール))。 |
経膣エコー検査 | 遺残卵胞の有無、胞状卵胞の確認。 | |
②低温期 | 通水検査 | 生理食塩水を子宮口からカテーテルで注入し、子宮の形状(子宮筋腫、内膜ポリープ)、 卵管の通過性を確認。 |
③排卵前 | 経腟エコー検査 | 超音波で卵胞計測し、排卵日を予測。 |
④排卵日 | フーナーテスト | 検査前日の夜に性交渉をもった上で来院、子宮頚管粘液中の運動精子量を調べる。 |
⑤高温期 | 血液検査 | 高温期に分泌される妊娠維持に必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)が充分であるか調べる。 |